やさしい板金塗装

先日、私の不注意でサイドステップを割ってしまいました。

この補修作業をサンプルにつっちー流板金・塗装をレポートします。

1.パテの準備

パテは一般的な物でOKです。

今回は傷が深いので厚盛用と薄付用の2種を用意

(厚盛パテはチューブタイプも有り)

2.下準備

パテをスムーズに延ばせるように

表面の異物をカッターやヤスリ等で落とします。

3.パテ練り

主剤・硬化剤に別れた厚盛パテを練ります。

色が均一になるまでしっかり練りましょう。

4.パテ盛り

ヘラを使ってパテを盛ります

厚く盛りすぎると研磨が大変なので注意!

練るのが面倒だからと言って、深い傷に対して絶対に薄付パテを使用しないで下さい。

薄付パテを厚く盛ると、表面だけが硬化して中身が硬化しにくくなります。

5.研磨(#150)

パテが硬化したらあて木を使って150番程度の

(大変な場合は80番)粗目ペーパーで研磨します。

6.研磨終了

指で触ってみて滑らかであれば合格です。

さらに細かいペーパーで研磨しても良いですが、

私は目詰まりした150番で済ませちゃいます。

7.表面チェック

えっ?と思われるかも知れませんが、

ここで一度プラサフを軽く塗布します。

こうすると補修面の凹凸がよく分かります。

8.薄付パテ

プラサフを塗布して補修面の凹凸を確認し、

もし凹凸が残っていたら薄付パテを塗ります。

凹凸が無かったら10の工程へ飛んで下さい。

9.研磨(#320)

320番の耐水ペーパーで薄付パテを研磨します。

再び指先で触って滑らかであれば合格です。

不安なら7の工程に戻って下さい。

10.プラサフ塗布

水分をしっかり落としてプラサフを塗布します。

この後下地処理するので多めに塗布します。

プラサフの主な役割は塗料の密着性を強めると一般的に言われていますが、

その他にも塗装面の細かい傷や凹凸を埋める液体パテの役割もあります。

私の場合、プラサフ=液体パテと割り切って使用する事が多いです。

11.下地作り(#600)

先ほど塗布したプラサフが十分乾いたら、

600番耐水ペーパーで念入りに研磨します。

塗装の下地となるので表面がツルツルになるよう

指先でチェックしながら念入りに研磨してください。

12.塗装

表面を十分に乾燥させたらいよいよ塗装です。

一度に多く吹かず何層にも分けて塗布します。

当然の事ですが塗布前は缶をよく振って、

中身の塗料をよく混ぜ合わせて下さい。

13.クリア剤(メタリック車のみ)

塗料が十分乾いたらクリア剤を塗布します。

塗装と同じように何層にも分けて吹きましょう。

クリア剤は多く塗った方が綺麗に仕上ります。

塗装(12の工程)でスプレーを1缶使ったなら、

クリア剤は思い切って2缶くらい使うつもりで!

14.仕上げ

十分に乾燥させてワックスを掛け終了です。

クリア剤は他の塗料と違い乾燥しにくいので

しっかりと乾燥させてからワックスを掛けます。

ちなみに私の場合、1週間ほど放っておきます。

15.完成

いかがでしょう? なんとか綺麗に仕上がりましたね。

 

 

戻る

 

 

inserted by FC2 system