追加メーター取付
今回は問い合わせの多い追加メーター(油温・油圧・水温・バキューム計)の取付方法をまとめました。
以下の写真はそれぞれのメーターを取り付ける際の取り出し箇所です。
バキューム計
最も取付が簡単なバキューム計です(針がビンビン動くので見た目もGood!)
黒ヘッド4A-Gの場合、バキュームセンサーがタワーバーに取り付けられています。
バキュームセンサー下部にホースが出ているので、そのホースに三つ又を噛ませて配管を取り出します。
4A-G以外の場合、ターボ車にブースト計を付けるのと同様にサージタンクから配管すれば良いでしょう。
水温計
水温計センサーはラジエターのアッパーホースに水温計取付アダプター(赤い部品)を介して取り出します。
水温計取付アダプターは4A-G車の場合φ30の製品が適合します(大手カーショップにて購入)
またアッパーホースを切断して取り付けますが、念のため新品のホースを購入して作業すると良いでしょう。
ちなみにホースの品番は16571-16250(ラジエターホース・アッパー部)で780円です。
油温・油圧計
油温計・油圧計の2本のセンサーはオイルブロックから取り出すと良いでしょう。
オイルブロックとはオイルエレメントの根元に挟み込むパーツで、油温・油圧の2本のセンサー取付穴があります。
大手カー用品店で手に入りますが、10000円前後と少々高価なのがネックです。
また当然の事ながら、取付後はオイル漏れに十分注意して下さい(引火の恐れ有り!)
私の場合、念のためネジ込み部にはすべてシールテープを使い漏れを防いでいます。
車内への配管
各部のセンサーや配管を取り出すことが出来たら、次は車内への引き込みです。
バルクヘッド(エンジンルームと車内の隔壁)の適当な穴から引き込みますが、私は写真のように3箇所から引き込んでいます。
(1) 外気導入切替ワイヤー部
<この場所は車内での配管取りまわしが楽で、ベストな引き込み箇所と言えるでしょう>
クラッチフルードのタンク(MT車の場合)右横に外気導入切替ワイヤーが出ています。
バルクヘッドにゴムブーツが付いているのでマイナスドライバー等で下図のように外せば2cm程度の穴が開きます。
作業がしやすいように、黒い断熱材はあらかじめカッター等で切り落としておきましょう。
車内から見ると下図のようになります(クラッチペダルの左上付近に出てきます)
(2) エアコン配管部
<この場所は車内への引き込みが少々面倒です>
助手席側には2本縦に並ぶエアコン配管があるのでゴムブーツをめくり穴を出します。
しかしこの場所、結露防止の断熱材が付近に多数存在する為、なかなか思うように引き込みが出来ません。
車内への出口ですが、助手席グローブボックスを外したさらに奥深くから配管が出てきます。
いきなり配管を通すのではなく、末端にメーター配管を結び付けた太めの針金を使い内部を探りながら通します。
車内に針金の先端が貫通したら車内からゆっくりと針金を引っ張ります(決して無理はしない事)
(3) フェンダー部
<面倒臭がり屋や見た目をあまり気にしない方にお勧め>
写真のようにフェンダーの隙間を通す方法で、(1)(2)の方法と違い至って簡単な方法です。
私の場合、バルクヘッドに多くの配線を通して空きが無くなったので電線等はここを使っています。
注意する点としてはドアを閉めた時に配線が押さえつけられるのでサヤ管等で配線を養生しましょう。
よって機械式の油圧計やバキューム計のように太い配管は避けた方が無難です(多分やる人はいないと思います)