黄木目DIY塗装
E120カローラの内装木目パネルは1〜2型までは茶木目でしたが、3型で黄木目に変わりました。
しかしこの黄木目、他の内装パネルを同じ様な木目にしたくても、茶木目のように簡単にはいきません。
一社からカッティングシートが発売されているようですが、ラグゼールの黄木目とは色が違いすぎるようです。
そんな時ネットで色々検索していたら、自分好みの木目塗装がDIYで出来る事を知りました。
早速ホームセンターや通販等で材料を調達し、いざチャレンジです。
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最初に材料の紹介です。
<左から>
ガソリン水抜き剤(アルコール系)
油性ニススプレー(色:チーク)
油性カラースプレー(色:サンド)
※アサヒペンのクリエイティブカラー(写真)がお勧め
水性ペイント(色:こげ茶)
<手前>
CDレンズクリーナー
※界面活性剤が入っていれば何でもOK
あと写真に写っていませんが
プラサフ、ニス用クリアスプレー
、粗目スポンジ
耐水ペーパー(320番〜2000番)が必要です。 |
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木目にしたい部品の表面に軽くペーパー掛けし
足付けを行った後にサフを塗布します。
その後600〜1000番程度の耐水ペーパーで
表面をツルツルに磨きます。
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表面を磨いたらベースとなる塗料を塗布します。
茶木目の場合は黄色を吹くようですが、
ラグ純正の黄木目の場合は黄色よりも
ベージュ系の塗料(今回はサンド)を塗ります。
ベース色は色々試しましたが、サンドの他にも
アースベージュやクラッシックアイボリーでも
良好な結果となりました。 |
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ベースの塗料が完全に乾いたら、
一度表面に水を垂らしてみましょう。
塗装後の表面だと水が弾いて水滴になりますが、
このままではリアルな木目模様になりません。
1000番程度のペーパーで軽く磨いてやると
水滴が出ずにじんわりとにじむ感じになります。
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次に木目模様に取り掛かります。
使用する塗料は水性塗料のこげ茶かチョコレート、
それを容器に入れ水で2倍程度に薄めます。
さらにCDレンズクリーナーとガソリン水抜き剤を
少量混ぜてよく攪拌します。
配合比はアバウトでもOKですが、
ガソリン水抜き剤が多すぎると塗料が分離して
容器の底に沈殿するので注意。
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粗目のスポンジを使い、ポンポンと模様を描きます。
1度で終わらせず、2回ほどに分けて描き、
さらに色の濃い所と薄い所を表現させると
よりリアルな木目になります。
リアルな木目になるか否かはこの作業次第なので
じっくり時間を掛けてやってみましょう。
もし木目模様が気に入らなければ水性塗料なので
水で洗い流してやり直しが出来ます。
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水性塗料が乾いたらニススプレーを吹きます。
今回のニス色はチークを使いました。
重ね塗りすると色が濃くなっていくので注意が必要。
およそ2回塗り程度で内装に近い色が出ます。
もし塗りすぎて濃くなっても完全に乾いたら後に
1000番程度のペーパーで磨き落としてやれば
簡単に色の調整ができます。
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ニスが完全に乾いたら、ニスクリアを吹きます。
クリアを吹く前にニス表面をよく確認し、
ブツブツやザラザラがあったら
1000番程のペーパーで磨いて下さい。
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クリアが乾いたら完成です。
もし表面がザラザラしていたら2000番ペーパーで
磨いた後にピカールなどの研磨剤で磨いて下さい。
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今回はネット等で色々な情報を集めてチャレンジしましたが、純正黄木目に合わせるのは試行錯誤の連続でした。
今回こちらで紹介したのは、ベース色:サンド、木目模様:こげ茶色、ニス:チークの組み合わせですが、
こげ茶の濃度とニスの濃度によっては同じように施工しても純正黄木目には程遠い場合もあるようです。
自分で塗装する前に前もって色々テストしてみるのが良いと思います。
現に私も、塗った〜剥がした〜を5〜6回繰り返しました。
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